ティティのお引っ越し

南米館で飼育されているボリビアハイイロティティのバブルをみなさまはご存知でしょうか?
灰色の体毛とフサッとした白い尻尾の毛が可愛いおじいちゃんです。

近年、霊長類の分類は見直しが急速に進められています。日本モンキーセンターでこれまで「ダスキーティティ」として飼育してきたバブルも、最近の分類では「ボリビアハイイロティティ」という種だとわかりました。

バブルはオマキザルやクモザルと同じ並びのアパートの角部屋で暮らしていました。お隣さんは日頃から騒がしいケナガクモザルでした。南米館の展示改良に伴い、5月9日にお引っ越しをしました。引っ越し先は南米館屋内展示室です。新しいお隣さんはクロミミマーモセット、斜め前にはシロガオマーモセットがいます。引っ越ししてすぐは大きな声で鳴き、周りを気にしていましたが、次第に落ち着いてエサも食べるようになり、新しい巣箱も自由に出入りしています。



今後は南米館屋内展示室を、よりジャングルのような内装にして、サルのすむ森の中に入って行く感覚を味わえる場所にしていきます。ぜひ森の中のバブルに会いに来てください。
(附属動物園部 南米館担当  根本 慧)
2017年5月25日更新
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