バブルとシリウスとハロ
南米館の室内展示室では、ボリビアハイイロティティのバブルとアカテタマリンのシリウスとハロの3頭が同居に向けてお見合い中です。
現在国内では、ボリビアハイイロティティは当園でのみ飼育されており、バブルは群れの個体が死亡した2009年から屋外の展示場に1頭でいました。バブルが高齢であり屋外での生活が厳しいことや社会的な刺激を増やす目的で室内展示室へ移動させ、2018年1月からシロガオマーモセットのタバサと同居を開始しました。ですがその1か月後に残念ながらタバサが亡くなり、再び1頭になってしまいました。担当者の間で話し合い、バブルの余生をより豊かにするために、新たな同居相手を探すことにしました。
(ボリビアハイイロティティ バブル)
そこで候補に挙がったのが小型ケージの中で単独でくらしていたシリウスとハロの2頭でした。2頭とも人工哺育で育った個体です。この2頭にも飼育スペースの拡大や社会性の向上などが必要だったため、同居相手として選定しました。
(写真:左シリウス、右ハロ)
(写真:左シリウス、右ハロ)
しかし、それぞれが他の2頭を受け入れて一緒に暮らすことができるのか不安でした。
そんななかで試みたお見合いでは3頭が一緒に餌を食べるなど、心配したほど仲が悪いというわけではなさそうに感じました。慎重な性格のバブルと好奇心旺盛なシリウス、少し気の強いハロ。性格の違う3頭がどのような群れを作るのか…。皆さんもこの3頭のようすを温かく見守っていてくださいね。
(附属動物園部 南米館担当 土性 亮賀)
そんななかで試みたお見合いでは3頭が一緒に餌を食べるなど、心配したほど仲が悪いというわけではなさそうに感じました。慎重な性格のバブルと好奇心旺盛なシリウス、少し気の強いハロ。性格の違う3頭がどのような群れを作るのか…。皆さんもこの3頭のようすを温かく見守っていてくださいね。
(附属動物園部 南米館担当 土性 亮賀)
2018年7月20日更新
関連キーワード:南米館、ボリビアハイイロティティ、アカテタマリン
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