動物とのより良いふれあいを目指して
KIDSZOOには団体利用者向けのプログラムがあります。昨年度までの内容は、約 7種類の動物たちと好きにふれあうことができるというものでした。子どもたちはたくさんの動物とふれあい、とても楽しんでいるように感じられました。しかし動物に触ることが中心のふれあい方法で、子どもたちは何かを学べているのだろうか?動物の気持ちを考えながらふれあいをしているのだろうか?と疑問を抱いていました。

 そこで今年度から、教育効果を高め、動物のことを考えながらふれあえるプログラムに内容を改めました。テーマを決め、それに沿った動物を3種選定し、レクチャーを聞いてから実際に動物を観察、ふれあいをおこない、最後にふりかえりをするという内容です。プログラムを変更したことで、より動物のことを観察し、動物の気持ちを考えながらふれあう様子が見られ、プログラム変更の効果が得られたと感じました。これからもよりよいふれあいを目指して試行錯誤していきます。

(附属動物園部 KIDSZOO担当  寺尾 由美子)

2019年7月1日更新
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