まさかの大反響!Tシャツの裏話!
飼育員の作業着は日々の仕事で、穴が空いたり汚れたりしてしまうことが多くあります。しかし、物を大切に使う飼育員はそのまま着ていました。作業着を購入するにも費用が必要です。そこで、飼育員が霊長類のイラストを描き、デザインしたプリントTシャツをネット販売して費用を稼ぐことになりました。

そのイラストを担当したのが入社2年目の私です。もともと絵を描くのは嫌いではないんですが、そのことにあまり触れることはありませんでした。今回はなぜか私に白羽の矢が立ち、イラスト・デザインを描くことになりました。しかしJMCの職員はサルのイラストについてはかなり厳しく、とくに自分の担当するサルへの愛情が爆発している飼育員がこんなイラストに満足するはずがありません。

文句に近いアドバイスを受けながら、少しずつ修正し、やっとの思いで完成しました。そして6月の中旬、「被服費を飼育員がデザインした服を売って稼ぐ」というtwitterの投稿と同時に販売を開始しました。するとその投稿が瞬く間に拡散していき、Tシャツもすごいスピードで売れていきました。デザインした私も予想していない大反響でした。

そして一時期、このデザインTシャツが販売サイトで販売数1位になり、マスコミからも取材がきたりして、大きな余波もありました。

みなさまにご購入いただいた結果、職員の作業着も新しく購入することになりました。ちなみにこの職員用Tシャツも私がデザインしました(笑)

ご来園された際はぜひ職員のTシャツにもご注目ください。

(附属動物園部 Waoランド担当  阿野 隆平)

2019年7月26日更新
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