マンドリルに快適な空間を!
園内のケヤキの木も、すっかり葉を落とした12月某日。 マンドリルたちは、落ち葉の山のなかから宝さがしに精をだしています。

たくさんの落ち葉のなかに隠れたどんぐりや大豆を見つけるために、落ち葉をガサゴソガサゴかき分けています。落ち葉のなかの宝探しは、「まだどこかにあるかも」という気にさせるようで、マンドリルたちは一日中でも探索しています。


本来、野生動物は食べものを探して広大な森を移動しているので、飼育下の野生動物たちが、食べものを探すために費やす時間が増えることは好ましいことです。

刻々と変化する自然環境で生きる野生動物に比べると、飼育下の動物たちの生活は単調になりがちです。そこで、少しでも生活環境に変化をつけようと、藁をひいたり、木の枝をいれたり、止まり木や消防ホースを付けたり、草をはやしたりと、さまざまな環境整備に取り組んでいます。

わたしたちが次に挑戦したいことは、マンドリルの運動場に樹木をはやすことです。 マンドリルたちは草木も好んで食べるので、かれらの運動場にはこれまで樹木が根付いたことがありません。これまで何度も苗木を植えたことがあるのですが、好奇心旺盛なマンドリルたちに瞬殺されてしまいました。苗木を引っこ抜いて、根っこをかじるのが大好きなのです。 やみくもにやってもマンドリルの好奇心には太刀打ちできないので、工夫を施さなくてはいけないことを学びました。

現在計画しているのは、
① ある程度成長した樹木を植える
② 根付くまではマンドリルに引き抜かれないように囲いをつける
③ 樹木にマンドリルの興味が集中しすぎないように、ダミーの植物を絶やさない
④ 地上での活動時間が長いマンドリルですが、樹木の根元をいじる機会を減らすことを目的に、高所に休息できる居心地のよい場所を増やす

樹木を根付かせるには、根気が必要だということもその筋のプロから教わりました。 根気強く挑戦することで、植物が豊かでマンドリルたちにとって楽しい運動場にしていきたいと思います。今後に期待していてください!

そして、この計画を遂行するにあたり、クラウドファンディングでのご支援もお願いしています。募集の〆切期限が迫ってきました。
詳しくはコチラ。 https://sites.google.com/view/jmc-fr/SupportJMC/Wish?authuser=0#h.p_pX6-VpNcxkee
どうぞよろしくお願いいたします。

(附属動物園部 アフリカセンター担当  廣澤 麻里)

2019年12月22日更新
関連キーワード:動物園、アフリカ、エンリッチメント