モンキーセンター2年生になりました
日本モンキーセンターに就職して、1年9カ月が経ちました。
テナガザル・クモザル担当から始まり、バックヤード担当を経験して、今年の4月からは アジア館担当になりました。
私の1年目の目標は「とにかくモンキーセンターに慣れる」でした。
モンキーセンターに来る前の2年間は、他の動物園で勤めておりました。同じ職業とはい え、会社が変わればもちろん勝手も変わります。
「そういう考えもあるのか!」、「そういうやり方もあるのか!」と、優しい先輩方に見守られながら、地道に【モンキーセンターの在り方】を学んできました。

今年度からモンキーセンター2年生になり、後輩が4人も入ってきて、こんな私でもちょっとだけ先輩になりました。
アジア館担当になって半年が過ぎようとしています。
私が今担当している種は、飼育員との関係性を築こうとするテナガザルとは違い、群れの関係性を大事にしないといけないマカクたちがほとんどです。
私自身、テナガザル担当・バックヤード担当時代で、群れづくりを経験する機会がありませんでしたので、初めての群れづくりです。
先輩方にアドバイスをいただきながら、毎日ドキドキワクワクしながら仕事をしています。
他には常に新鮮な枝葉を与えないといけなかったり、給餌内容に制限があって少しでも餌のバランスが傾くと体調を崩してしまう、フランソワルトン・シルバールトンといった<リーフイーター>の飼育の難しさを思い知りました。




こんな私ではありますが、ここ最近は飼育にかかわる作業以外も、少しずつできるようになってきました。
1歩ずつ。いや、半歩ずつかな。すこしずつ成長しているのかな?と自分なりに感じてい ます。
人間としても飼育員としてもまだまだ未熟でモンキーセンターの戦力としても微力ですが、自分らしいやり方でモンキーセンターの魅力を来園者だけでなく、さまざまな方々に発信していけたらいいなと思っています。
個性溢れる魅力的なサルたち、そして飼育員は若くてフレッシュな新しい仲間が増えました。
新しい風が吹いている日本モンキーセンターをこれからもどうぞよろしくお願いします。

(附属動物園部 アジア館担当  浮瀬 百々香)

2022年9月22日更新
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