引っ越しまでお待ちを
 こんにちは、飼育員になって1年目が近づいているアフリカ館担当の宗像です。今回の記事ではアフリカ館で飼育しているバーバリーマカクの中のうち、ユンとユンフー、ヨナを紹介していきたいと思います。

 まず、ユンは右目下にほくろのような模様があり、よく口に指を入れる癖を持つ個体で、昼間は放飼場の上の端によくいます。

 次に、ユンフーはユンのこどもで丸めの鼻が特徴です。老齢個体のチェンのお気に入りなのか、夕方はよく毛づくろいしています。





 最後に、ヨナはモンキーセンターにいるバーバリーマカクの中では最年少で、黒い模様がひとつもないきれいな鼻が特徴です。ユンフー同様、チェンによく毛づくろいされています。ちなみにユンフーとは1歳差です。
 この3個体、開園時間中はなかなか一緒にいる姿は見られませんが、寝室にいるときは距離が近く、寒くなり始めた10月頃から朝夕の動物をチェックする時間には3頭くっ ついて小さなサル団子になっています。ちなみに写真のようにくっついているのは3頭 以外で見たことがないため、群れの中で1番仲の良い関係なのかなと思っています。





 そんなバーバリーマカクたちは、マンドリルの引っ越しが終わると、11頭の群れでアフリカセンターに引っ越し予定です。現在は寝室の広さに対し、個体数が多いため、サル同士でのトラブルによる怪我をしてしまう個体がいます。私としては少し寂しくなりますが、怪我の頻度が減り、のびのびとした姿を見られるかと思うと楽しみです。ユン、ユンフー、ヨナの関係性も引き続き見ていきたいと思います。アフリカ館担当として、引っ越すまで一日一日大切に健康な状態で移動できるように努力します。

 それでは今年もどうぞよろしくお願いします!


(附属動物園部 アフリカ館担当  宗像 大和)

2023年1月31日更新
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