日本霊長類学会のシンポジウムで発表してきました。
 7月7日~10日に第39回日本霊長類学会が神戸で開催され、そのシンポジウムにお呼 ばれしまして、登壇することになりました。

 これまで、日本霊長類学会にはJMCから学術部を中心に、多くのスタッフが参加していましたが、実は私は初参加!どんな雰囲気かもわからず、スーツで発表か・・・やばっ!太りすぎて、着られるスーツがない!!と焦っていたところ、「みんなスーツ着ないよ~」という赤見キュレーターからのありがたい情報で、ちょっと小綺麗な服で参加することにしました。




 大勢の前で発表なんて、大の苦手。しかも知っているヒトがいると余計に緊張するタイプ。聞けばJMCから、あの人もこの人も参加するではありませんか。あぁ緊張確定。何を発表したかと言いますと、タイトルは『SNSなどを用いた情報発信をとおした霊長類とヒトとの関係づくり第一歩』です。今回のシンポジウムのテーマは“霊長類とヒト社会の新たな関係づくりがもたらす未来―霊長類をめぐる多様な保全活動の最前線―”ということで、4名の登壇者が各自(各施設)でおこなっていることを発表したのです。私以外の3名は、たしかに保全に直接近い立場にいるわけですが、私は動物園という、ちょっと離れたところからの活動についてです。はじめまして、ということもあり、登壇者4名とコーディネーターの方、事務局の方、で計3回事前の打ち合わせをしました。1回目:顔合わせとざっくりどんなことを話すかとスケジュール確認。2回目(本番3日前):発表のもう少し詳細な内容を確認。3回目(本番直前):昼ごはんを食べながら談笑。
 さぁ本番!はい、見事に緊張しました。口の中の水分がなくなり、呼吸は追い付かず、何をしゃべっているかわかりませんでしたが、どうにか終了。パッと時計をみたら、自分の時間を巻きに巻きまくって終了していました。

 他の方がたくさんしゃべってくださったので、結果オーライ!?はぁ終わった~と思ったところで、今度はパネルディスカッション!よく考えたら初体験!事前打ち合わせの際、○○みたいなこと話せたらいいなと考えています、とコーディネーターの方から言われていましたが、全然違う質問くるじゃ~ん!と心の中でツッコミながら答えました。こちらも何を話していたかは記憶なし。とりあえず、優しいJMCスタッフは良かったよと言ってくださったので、変なことは言わなかったのでしょう。。。

 とまぁ人生初のシンポジウムでいろいろ鍛えていただきましたが、何が良かったって、やっぱりオフラインの交流会です。ここ数年のコロナ禍ではなかなか開催できなかったので、久々に対面で話すことができる喜びがありました。人前で話すのは苦手ですが、人と 話すのは好きなので、また機会があれば参加したいと思います。今回はまったく触れませんでしたが、研究発表も多種多様なものがあり、面白いです。来年は仙台だとか!?牛タン!機会があればぜひご参加ください。
(附属動物園部  田中 ちぐさ)

2023年7月24日更新
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