入社してもうすぐ1年
みなさま、改めまして2023年4月に日本モンキーセンターに入社しました奥川みらいと申します。バックヤード担当になり、もうすぐ1年が経ちますが、自己紹介と入社してから今現在のお話をしたいと思います。
私は、地元豊橋の高校を卒業した後、北海道の専門学校に進学しました。実は川原さんの後輩です。専門学校にはボリビアリスザルが1頭いたので、その個体の飼育や、インコやタカのトレーニングに力を入れていました。初めての雪かきに嘆きながら北海道生活を謳歌し、愛知県に戻ってきました。
そして日本モンキーセンターに入社し、バックヤード担当になりました。園内の施設の中では一番未知の場所だったので、すごくドキドキしたのを覚えています。バックヤードは動物病院に併設した非公開エリアで、やむを得ず展示エリアで生活ができなくなってしまった個体や、けがや病気で一時的に入院をしている個体の飼育をしています。実際にバックヤードでの飼育作業をしてみると、作業量の多さに圧倒されました。さまざまな事情を抱えた動物たちに対する飼育の仕方、治療の際にどんな動きをするのか、など他の飼育施設とは少し違ったバックヤードならではの仕事をしっかりとこなしている先輩の方々を見て、自分にも務まるのか不安で仕方ありませんでした。
私は、地元豊橋の高校を卒業した後、北海道の専門学校に進学しました。実は川原さんの後輩です。専門学校にはボリビアリスザルが1頭いたので、その個体の飼育や、インコやタカのトレーニングに力を入れていました。初めての雪かきに嘆きながら北海道生活を謳歌し、愛知県に戻ってきました。
そして日本モンキーセンターに入社し、バックヤード担当になりました。園内の施設の中では一番未知の場所だったので、すごくドキドキしたのを覚えています。バックヤードは動物病院に併設した非公開エリアで、やむを得ず展示エリアで生活ができなくなってしまった個体や、けがや病気で一時的に入院をしている個体の飼育をしています。実際にバックヤードでの飼育作業をしてみると、作業量の多さに圧倒されました。さまざまな事情を抱えた動物たちに対する飼育の仕方、治療の際にどんな動きをするのか、など他の飼育施設とは少し違ったバックヤードならではの仕事をしっかりとこなしている先輩の方々を見て、自分にも務まるのか不安で仕方ありませんでした。
最初の課題は、作業を覚えることはもちろんのことですが、大変だったのは屋外飼育施設にいるカニクイザルたちの個体識別をすることでした。先輩方が群れごとに個体識別用の資料を作ってくださっており、それを持って実際に見比べながらひたすら頭に叩き込みました。今となってはほぼ完璧に見分けることができますが、最初の3か月ほどは全頭同じ顔にしか見えませんでした。なぜかそれぞれの顔が急にまったく違うように見えてからは、全頭識別できるようになるのに時間はかかりませんでした。
今現在の課題は血液検査を極めることです。治療の際、獣医師が採血し、それを血液検査の機械に振り分けたり、細胞を見るための塗沫をしたりします。治療の件数や病状によりますが、あまり高い頻度でやることではないので、毎日やって覚えることができません。そのため、検査することが分かっている日は毎回、前日に作業の復習をして頭でシミュレーションをして検査に臨みます。
そして、これから常に意識するべき課題が、普段の飼育作業にプラスアルファで何かをすることです。やっと作業に慣れてきて、徐々にできることが増えてきました。バックヤードにいる動物たちだからこそ学べることもたくさんあります。それを活かし、動物たちがより良い環境ですごせるよう考え、行動に移していきたいです。例えば、目の見えないカニクイザル2頭のフィーダー作りです。目が見えない分、大きな変化は警戒心や不安を与えてしまいます。最初はフィーダーを置くだけで、2頭の生活圏内にフィーダーがあることを知ってもらいます。そして徐々に使えるように改良し、たくさん触ってもらい、少しでも2頭の生活の小さな刺激になってくれるようなフィーダーを作りたいです。
課題はたぶん一生尽きることはないですが、このように自分なりに今の課題が何なのか考えることができているのは、普段からたくさんのサポートをしてくださる先輩方のおかげです。本当にまわりの方々に恵まれたなぁとしみじみ思います。園内に出て皆さんと直接お話しする機会は少ないですが、大好きなリスザルの島での園内ガイドや、バックヤード見学会も開催していこうと思うので、これからもよろしくお願いします。憧れの先輩方、いつも一生懸命の同期たちを目標にしながら、これからもバックヤード担当として頑張っていきます!
そして、これから常に意識するべき課題が、普段の飼育作業にプラスアルファで何かをすることです。やっと作業に慣れてきて、徐々にできることが増えてきました。バックヤードにいる動物たちだからこそ学べることもたくさんあります。それを活かし、動物たちがより良い環境ですごせるよう考え、行動に移していきたいです。例えば、目の見えないカニクイザル2頭のフィーダー作りです。目が見えない分、大きな変化は警戒心や不安を与えてしまいます。最初はフィーダーを置くだけで、2頭の生活圏内にフィーダーがあることを知ってもらいます。そして徐々に使えるように改良し、たくさん触ってもらい、少しでも2頭の生活の小さな刺激になってくれるようなフィーダーを作りたいです。
課題はたぶん一生尽きることはないですが、このように自分なりに今の課題が何なのか考えることができているのは、普段からたくさんのサポートをしてくださる先輩方のおかげです。本当にまわりの方々に恵まれたなぁとしみじみ思います。園内に出て皆さんと直接お話しする機会は少ないですが、大好きなリスザルの島での園内ガイドや、バックヤード見学会も開催していこうと思うので、これからもよろしくお願いします。憧れの先輩方、いつも一生懸命の同期たちを目標にしながら、これからもバックヤード担当として頑張っていきます!
(附属動物園部 バックヤード担当 奥川 みらい)
2024年3月28日更新
関連キーワード:動物園、飼育員
2024年3月28日更新
関連キーワード:動物園、飼育員