アフリカでも東南アジアでもフィールドに行くと毎回感激するんだけど、船ってすごいよね。信じられないほど荷物が積めるし天気さえ荒れなきゃ快適だし着陸失敗するよりは浸水のほうが助かりそうな気がするしパンクしないし穴にはまらないしバッテリー上がってエンジンかからなくならないし村を通り抜けるときにジャリに囲まれて身動きとれなくなったりしないし(゚Д゚ノ)
というわけで、ある「巨大荷物」を運ぶためにコンゴ川の船旅を選択したわが班。ついに、その正体をご紹介!!
これです☟
ボートの屋根って意外と広くて丈夫
そう、風を受けて爆睡する隊長!じゃなくて、隊長がベッド代わりにしているアレ。はい、もうおわかりですね。って、不親切すぎますね。ヒントを差しあげやしょう。これです☟☟
ダンボール側面のイラストを拡大して見てね
これ、あの「チープな色使いとシンプルなデザインが微妙にカワイくてしかもかなり考え抜いた梱包のコンパクトさに騙されて置き場所とか組み立ての手間を忘れてつい買ってしまう某北欧家具チェーン」の製品です。
もしくは「ミートボールだけ食べて帰ろうと思ったのに幸せっぽいカタログ写真に騙されて自分じゃ使わないキッチン用品がいつのまにかカートに入っている某北欧家具チェーン」の製品です。というわけで、答えは家具o(^▽^)o…じゃなくて今回はその入れ物…つまり「おうち」。
かっこいいお役立ち製品を探し当てる天才のびーちゃんが見つけ、気が遠くなるような交渉&実務の果てに輸入&通関を経てコンゴ川に浮かび(正確にはコンゴ川に浮かぶボートの屋根に乗せられてその上に隊長が寝転んだ)、バリの地では我らの秘密基地となってくれるであろう、おうち(になる前の物体)。
…だったんですが(;_;)(T ^ T)(i_i)
残念ながらこの先は私には書けないのです。なぜって私の滞在中に組み立てられなかったんですよ〜〜なぜって雨降ったり他に優先事項があったりとにかくいろいろあったんですぅ。というわけで、このラブリ〜〜なおうちの顛末は、びーちゃんかちーちゃんが書くまでどうぞお楽しみに^_^)/~~~
なんか、伏線を回収できない破綻小説みたくなってきた…そういえば、キョンシーとアンデッドとか、ケータイのローミングとか、もう誰も気にしてないかもしれないけど、初めのほうで「そのうち書きます」と書いたのはどうなったんでしょうね(と、一部議員みたいに他人事みたいにつぶやいてみた)。ま、それはさておき、できることから一歩ずつ。(これ、さりげなくもマジにフィールド調査の極意です)
今回のタイトル「暗闇」のわけをお話しましょう。ほどよい重さの「おうち」を屋根に乗せ、天候にもめぐまれエンジンもほぼ止まらず(止まったけど無事復活)警察船に難癖をつけられることもなく(一度横付けされてアセったが無事解放)爽快にコンゴ川を遡ったボノボⅡ号。めでたく本日の目的地 “Kwamouth” に到着いたしました。ときに午後7時。
まっくら ( <●><●> ;)
日本にいると忘れがちだが、夜ってのは暗い。月があれば「まっ暗闇」にはならにが、この日の月の出は22時すぎ。自分と仲間の懐中電灯が照らす範囲だけが「存在している」ような、今なら隣にETがいると信じられるような、正真正銘本物の暗闇が久々のアフリカ気分を高めてくれる!!
てなわけで、妖しい暗闇の夜と翌日も続くコンゴ川の旅は、また次回(・▽・)ノ゙
今回の脳内BGM:“闇が広がる”
ミュージカル「エリザベート」の悲しい曲。
宙組まぁさまのトート閣下になら魂差し出すわ♥
(中村 美穂)↓↓闇があるから光がある(と思いたい)動画はこちら