ルアハ国立公園の動物たち
10月15日更新の「ゴンベ国立公園でシロアリ釣りをするチンパンジーに逢えました」では木村さんがゴンベ国立公園のチンパンジーたちを書かれていますが、今回はサバンナ「ルアハ国立公園」でのゲームドライブを紹介させていただきます。
この時季、乾季だったこともあって、とても乾いていました。葉がついていない枯れ木のような木々と乾燥地に似合うトゲトゲの植物たち、そして巨大なバオバブが迎えてくれました。 乗客9人乗りの小型の飛行機から降りると滑走路脇にシマウマ、ゾウ、そして少し離れたところにキリン…あっという間に大物3種類を見ることができました。
滑走路を何事もなかったかのように横断するシマウマたち。見ている私たちは飛行機にひかれないかドキドキ。
檻も柵もなく、百メートルも離れていないところに、動物園の人気者が勢ぞろい! そんな場所に、私自身が居ることに、テレビの前に座っているのではないかと錯覚してしまいそうになります。ゲームドライブは半日を2日間行い、その2日間でたくさんの動物たちに出会うことができました。
左)木陰でゴロゴロしているライオンを近距離で観察中。研修中に人食いライオンの話を聞いていたので、こんなに近づいて大丈夫かという不安を感じつつ、チャンスを逃さないようにカメラのシャッターをきる一同。
右)わずかな水を求めてキリン、ゾウ、インパラの3種類の動物たちが勢ぞろい!地面には動物たちの足跡がいっぱい!!
この他にも、巨木の下でこどもを中心に身を寄せ合って耳をパタパタと動かして休んでいるゾウの群れ、小さなため池のようなところでギュウギュウになって沈んでいるカバたち、葉のついていない植物の枝をへし折って食べるゾウなど、乾季のサバンナで動物たちが工夫をして生きている姿を目の前で見て感じることができました。
※本研修は京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院の支援を受けて実施されました。この場を借りて感謝申し上げます。
(学術部 エデュケーター 江藤 彩子)
2017年12月10日更新
関連キーワード:生息地研修、アフリカ、珍しい
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