飼育員?大工?営繕班のお仕事紹介
日本モンキーセンターの飼育員たちは、日々の飼育作業以外にも各々がさまざまな業務を分担しておこなっています。皆さんがご覧になっているSNSなどを担当する『Web班』やサルたちの飼料について取りまとめている『飼料班』、イベントの企画や運営の中心になる『イベント班』などがあり、そのなかに園内の整備などをおこなう大工チームの『営繕班』があります。

営繕班はヒヒの城担当:鏡味主任、南米担当:根本、そしてテナガザル担当:石田の3名で構成されています。もともと大工仕事を得意としていた3名がいつしかまとめられて営繕班と呼ばれるようになりました。「営繕」という言葉の意味を調べると「建物を新築・増築したり、改築・修繕したりすること」とありますが、実際にはそこまで大それたことをすることはほとんどなく、施設や園内設備の修繕や改良などが主な仕事です。
破損した檻や扉の溶接や(写真1)、劣化したデッキの張り替えや柵を交換(写真2)、 看板やフォトスポットの製作などです(写真3)(写真4)。

このように細かい仕事が大半ですが、たまには規模の大きな仕事もやっていて 休憩所をおしゃれに改良したり(写真5)、ツリーハウスも製作しました。(写真6)(写真7) これぐらいの規模の仕事になると、営繕班だけでおこなうのはさすがに大変なので、営繕班のメンバーが中心になりつつ何人かの飼育員にも手伝ってもらいました。

また、ビジターセンターの裏側には「営繕小屋」と呼ばれる作業用の建物があり、そこでさまざまなものを製作しています。(写真8)(写真9)

いろいろなものを修繕したり製作したりしているうちに3人ともどんどんスキルアップしてきました。これからも頑張っていきたいと思います。あ、もちろん本業は「飼育員」なので、こちらはもっと頑張ります。
(附属動物園部 北園担当・営繕班  石田 崇斗)


営繕班によるツリーハウス製作記もお楽しみください!


2019年4月25日更新
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