3月3日はWorld Wildlife Day!【ブータン編】

3月3日といえば、「桃の節句」「耳の日」。さまさまな記念を思い浮かべる1日です。

世界でみると、自然保護の原点として、野生動物の絶滅を防ぐために、国連が国際取引の規制を決めた「ワシントン条約」の記念日です。1973年に採択された「ワシントン条約」ですが、近年ふたたび、激化の様相を見せる象牙や犀角の密輸密売に国際社会が懸念を表明し、2013年の国連総会でこの採択の日を「World Wildlife Day(世界野生動物の日)」とすることが決まりました。

© DoFPS Bhutan / WWF Bhutan
フィブソ鳥獣保護区の野生のクジャク © DoFPS Bhutan / WWF Bhutan 

ロイヤル・マナス国立公園のトラ  © DoFPS Bhutan / WWF Bhutan

ブータン南部、マナス地域に広がる亜熱帯のジャングルは、仏教の教えを守り殺生を嫌う国民性と相まって、野生動物の宝庫となっています。まだまだどんな動物がいるのか、国の全体像が知られていないブータンでは、トラやゾウといった大型哺乳類を手はじめに、カメラトラップを使って地道な調査が続けられています。

World Wildlife Dayを迎えた週末、日本に近くて遠い野生の王国に、ぜひ想いを馳せてみてください!