「霊長類 消えゆく森の番人」 井田徹治 著

日本モンキーセンターに置かずして、どこに置く。
そんな新書が出ました。ずばり「霊長類」。

著者の井田徹治さんは、長年、世界中の環境問題、自然保護の世界を取材してきた、共同通信の論説委員/解説委員。守備範囲は広く、右手でサルの話を書きながら、左手でマグロの持続的利用に関する国際会議を傍聴するための飛行機の予約をしている、そんな人です。
実は昨年8月に、WWFジャパン時代から熱烈に行きたいコールを送られていたボノボの里、Mbaliの地へご案内。野生のボノボを味わっていただきました。共同通信の今年のテーマ、“笑い”の取材でしたが、現地の今を鋭く切り取り、伝える記事に仕上げていただきました。

現地滞在時間はわずか5日。その時のお宝写真も、惜しみなくこの本に披露されています。それだけでなく、コンゴ民主共和国という国、グローバリゼーション、広い視野からの現状を、豊富な情報源から解きほぐしていく手腕は、専門家を自負する私たちも思わず引き込まれます。

本書は日本モンキーセンターのビジターセンターでもお買い上げいただけます!
ぜひお手に取ってご覧ください!!