2月17日はWorld Pangolin Day!

ロベケ国立公園のセンザンコウ救出作戦

モンキーセンターとご縁の深いサルとはちょっと違いますが、ゴリラやチンパンジーも暮らすアフリカ、それにアジアのジャングルではお馴染みのセンザンコウ。愛嬌のある細長い顔と、鋭いうろこを着てパッと丸まって天敵から身を守る、ユニークな動物として広く知られているのではないでしょうか?

でも、案外知られていないのが、彼らの置かれた現状。
もともと、森に頼って暮らす地元の人たちの食糧になっていただけでなく、最近ではうろこが、漢方薬の原材料や装飾品として、アジア各国で大人気。野生動物の国際違法取引の最大の標的になっていて、2011年からの約7年で10万頭以上が犠牲になったとも言われます…。

アフリカ中部では、今やセンザンコウの肉を売り買いするのはご法度。ましてや、海外に持ち出すなんてもっての外ですが、なかなかその新しいルールが知られていないのも、これまた現状。

JMCが支援する、カメルーン・ロベケ国立公園でも、先日、ジャングルの中でセンザンコウが罠にかかっているのが発見されました。レンジャーたちは1時間がかりで、苦労して罠のワイヤーを切り、センザンコウの解放に成功しました!!

どうぞ皆さんも、遠いアフリカのお話と思わずに、この現場の努力をお知り合いに広めてください。世界最大の人口密集地のアジア、その一員である日本からもできることが、たくさんあります。