「犬」のコレクション
今年も早いもので師走ももう暮れ、残すところ1週間を切りました。この記事でも来たる新年に向けて、来年の干支の戌にちなんでKIDSZOOの2頭の犬たち、そして犬と縁があるアヌビスヒヒをご紹介してきました。そこで(KIDSZOOとヒヒの城に便乗することにして、)犬にまつわるものが何かないかと思って標本庫を探してみました。
馬乗り猿(長崎県)。eb-569
ところが,「犬猿の仲」だからなのか、犬にまつわる資料はほとんどありませんでした。やっと見つけたのが犬にまたがる猿をかたどった「犬乗り猿」の土人形です。熊本や長崎で作られたもの、ということが記録にあります。犬も猿も私たちには身近な動物ですから、この組み合わせには何か意味があるのかもしれませんが、よくわかりません。少なくともこの人形の犬と猿は、「犬猿の仲」ではなさそうです。
資料を探しながらふと思いつきました。そういえば、「桃太郎」があるではないかと。桃太郎のお供といえば、犬と猿と雉。きっと犬と猿が一緒にいるはずです。しかも犬山は桃太郎神社があるくらい桃太郎とは縁も深いので、きっと資料がたくさんあるはず...
しかし実際には桃太郎グッズも多くはありませんでした。残念ではありましたが、意外な発見でもありました。
しかし実際には桃太郎グッズも多くはありませんでした。残念ではありましたが、意外な発見でもありました。
桃太郎鈴(岡山県)。eb-3963
ここで紹介した資料は現在ビジターセンターで展示しています。KIDSZOO、ヒヒの城と
あわせて、お楽しみいただければと思います。
それでは皆さま、よいお年をお迎えください。
(学術部 キュレーター 新宅 勇太)
それでは皆さま、よいお年をお迎えください。
(学術部 キュレーター 新宅 勇太)
2017年12月25日更新
関連キーワード:調査研究、民俗資料
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