3月3日はWorld Wildlife Day!【カメルーン編】

3月3日といえば、「桃の節句」「耳の日」。さまさまな記念日です。

世界では、「ワシントン条約」署名の日。自然保護の原点として、野生動物の絶滅を防ぐために、国連が国際取引の規制を決めた記念すべき日です。1973年に採択された「ワシントン条約」ですが、近年ふたたび、激化の様相を見せる象牙や犀角の密輸密売に国際社会が懸念を表明し、2013年の国連総会でこの採択の日を「World Wildlife Day(世界野生動物の日)」とすることが決まりました。


この写真は、ロベケ国立公園のプチサバンナの観察台から撮影した、ゆっくり食事を楽しむシタトゥンガの家族。ゴリラもよく出てくる、水草の広がる湿地帯です。

この一帯はまだ、サバンナの広がるカメルーン北部の国立公園ほど密猟が深刻ではなく、野生動物たちの最後の砦となっています。しかしそれでも、2015年に行われた調査では、マルミミゾウの数が半減しているという、ショッキングな結果が出てしまいました。

World Wildlife Dayを迎えた週末、地球の裏側に暮らす彼らが、どんな状況に置かれているのか、日常とは違う世界に、ぜひ想いを馳せてみてください!