自慢じゃないけどスワヒリ語がしゃべれるのであった。輝ける20代から30代(比喩ですもちろん)のつごう2年近くを、タンザニアでチンパンジーたちと楽しく過ごした。びーちゃんやちーちゃんが先に書いた通り、アフリカにはなぜか日本人の耳になじみやすい言語が多い。タンザニアで一番通じるスワヒリ語もその例に漏れず。かろうじて残っていたおつむの余裕にも助けられ、あっしはスワヒリ語を聞き覚えたんでござんす。あ、今日の気分は木枯らし紋次郎(。◕‿◕)
スワヒリ語はアラブの商人たちがアフリカ東海岸の諸民族と商いをする中で培われ、やがて内陸部に広がったと聞いておりやす。それでアフリカのど真中にど〜んと広がるコンゴでも、東のほうでは通じるとか。だが悲しいかな、今回あっしらが旅するバリは、どうにも西の端。びーどのが得意とするリンガラ語圏でござんす。あっしが今しがた降り立った首都キンシャサもまた然り…
ここで賢明なる読者諸君はお気づきであろう。僕がなぜ、キンシャサ・ヌジリ空港には昼間到着せねばと考えたかを。(紋次郎憑依から明智小五郎に乗り換わりました)
そうなのだ。フランス語は忘却の彼方、リンガラに至ってはまったくのだるま状態<手も足も出ないってこと>のこの僕が、アフリカでも最悪の呼び声高い空港に好んで夜に乗り込むわけがなかろう(=`^´=)
いや、えばるところじゃなかったね、ここ。とにかく、日が暮れてアドレナリンが増えちゃってる空港職員やら白タクの運ちゃんやらに絡まれたくなかったわけよ。なんせ見るからにトロそうなオバさんだし。でも、実際には心強いT氏と香港で合流できたし、何つっても驚いたんは空港の変わりよう!(初めてですけど…)京大の伝説的先輩方に聞いてた話とは270°変わってて、ほとんど普通に入国審査&税関通過できちゃって、びーさま手配の車もすぐ見つかった(*´∀`*)ノ
空港からホテルまで1時間ほどのドライブ。左はT氏
おもろかったんは、空港ゲートで駐車料金を払う時。ドライバーが1時間40分ぶん請求されてた(とT氏が教えてくれた)。へえ、こいつ飛行機が着く定刻に来てたんだ。案外まじめ?それとも融通きかない?もしくは読みが甘い?
答えはすぐにわかった。市街に入ってから、ホテルの場所がわかんなくて通行人に聞いてるんだもん。コンゴの達人びーやんが安全と便利とコスパを勘案して決めた宿だから、そんなにマイナーな場所じゃないはずなのに。
「遅れずに迎えに行くべし」は遂行できたけど、次の指令「ホテルへ送れ」の道順までは思いが及ばなかったんだべ、アジス君(ドライバーの名前)。ともあれ、道聞いたおばちゃんが「お礼は?」みたいに叫んでるのを軽くスルーして、なんとか明るいうちにチェックインできたのでした。
ホテルの廊下。バリへ出発前の荷造り風景。暗いのは夜明け前だから
アフリカってええ加減でええ加減(発音注意)。さじ加減もいい加減もみんなチャンプルで結果オーライだけど、実は深い。だから苦労も多いけどやみつきになるんやね。
てなわけで、「キョンシーはエエがアンデッッドはエくない」の謎にはまたもたどり着けませんでした。はっはっはっ残念だったな明智君!(今度は二十面相だよ)そう簡単に謎が解けると思ったら大間違いだ!!!
今回の脳内BGM:“だれかが風の中で”(歌:上條恒彦)
TV版「木枯らし紋次郎」の主題歌でござんす。
(中村 美穂)↓↓謎の巨大物体(後日登場)の動画もご覧あれ