三魔女、テケ王国を行く。

サはさあ行くぞのサ
 戌年も落ち着いてきました今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。引き続きコンゴの旅の続きを語らせていただきたいと存じます。

 と、すっかりまったりアフリカペースでコンゴ川を遡ったボノボⅡ号、ついに目的地Tshumbiri港に到着したところまでを前回書きやした。沈没しそうになったびーちゃんの「初代」に比べると、ずいぶん快適な旅やったなあ。

 さて、Tshumbiri港。港と言っても…何もない。ただの入江。なのにやっぱりアフリカのお約束、どこからかイミグレ(出入国を管理する官吏)がやって来た。しつこいようだけどコンゴ川、コンゴAとコンゴBの国境だからね。川(の片側)を遡ってきただけでも、我ら外国人にはしかるべき手続きが必要らしい。そしてびーちゃんも書いてたように、何かと大げさな書類を出させるのがアフリカ諸国のお約束。「親の名前」とか「渡航歴」とか。

 こんな紙の束、2年後にはシロアリに食われて自動消滅じゃね?とか(日本語で)つぶやきながら空欄を埋めてるあいだに、係官が荷物をちら見して「それは何かね?」とか会話の糸口をつかんで、そのうち「俺っち、喉かわいてるんだよね」とか言い出すのが、代表的なパターンだ。聞こえないフリしてると「ここらじゃコーラ1本XXフランだよ」とか、実に具体的かつ直接的なヒントをくれたりする。ま、彼らも家に帰ればかわいい七つの子があるからさ。だが、今回の係官は違った。

 なんと、ク◯まじめに自分で書こうとするんだよ〜〜。日本の住所とか、聞き取れるわけもないからいちいちアルファベットで確認したりして、われら5人のぶんをひとりずつ…しかも「喉が渇いた」も一切言わず。ここ、ホントにコンゴか?
イミグレで手間取ってるあいだに魚を売りに来た
 どうせ現地のWWFに頼んだ迎えの車も来てなかったんで、みんなできっちりお付き合いした。といっても、アタシはフランス語もリンガラ後もアレなんで、ほぼびーさまに助けてもらいやした。ほんまに毎度すんまへんm( _ _ )m

 そうこうするうちに車も到着(雨で道がぬかるんでたんだって)さあ!ボノボが待つMbaliの地に上陸だ(^o^)ノさあ!荷物を車に積み込みだ(^o^)ノ
…積みきれるかな?こんなに↓
隊長の酒を割らないように運ぶのがキモ
 てなわけで、岸についてからほぼ3時間後。積みきれなかった「おうちになる前の物体」だけを残し(ちゃんと翌日回収^^)ようやく車が出発。めざすはWWFの現地事務所。今晩はそこに1泊し、ボノボの調査&保護で「協力」すべく打ち合わせ…そのへんはびーどのの領域なんで、いずれまた。

急な坂道ではヒトは車をおりて歩く
 そしてまたまた3時間。でこぼこ道を楽し〜〜〜〜くドライブ&ウォーキングして、暗くなる前にWWFに着くことができやした。上出来!

 するとなんとなんと!Good Newsが\(^o^)/
調査から戻った現地スタッフが「本日ボノボさまご一行はすぐ近くに泊まっている」と。
注)夜は樹上に“ベッド”を作って寝るんです。
注)それってどういう状態かは、また別の回に。

 さあ(て)、次回はついについについに!
 ボノボに会える♡(かな?)

今回の脳内BGM:“Imperial March”
スター・ウォーズのダース・ベイダーのテーマ
これ聞くと、やる気出るんだよね。
ちなみに、シリーズマイベストはやっぱ第1作。
ハン・ソロがかっこいい♡♡♡
中村 美穂
↓↓幸せの共食(きょうしょく)動画もどうぞ

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2018年1月22日更新
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