さて、先日ちーちゃんが「ボノボさまに初めて会った!」感動を書かれたわけですが、こちらは初日の朝4時半に真っ暗なキャンプを出発し、雨の中を1時間歩き、「前夜ボノボが寝た」場所にたどり着いたら//////土砂降り//////´д`)
だったところまでを前回書きやした。
思い起こせばその前日、コンゴ川の上(のボートの上)で迎えた朝は、5時半で薄明るかった。でも森の中はまだ暗い。雨だからなおのこと暗い。
そして雨/////////////ああ…止みそうもない。
カッパを着た上に折りたたみ傘もさして、リュックは特厚のビニール袋に入れて、う◯こ座りで耳を澄ます。雨さえ降ってなきゃ、ボノボがベッドから出がけにおしっこする音や、起き抜けに何か食べて枝がポキっという音や、吐き出した果実の種が落ちる音なんかで、動きだしたのがわかる。その音をたより双眼鏡を向ければ、めでたくご対面!てな寸法だ。
注1)ボノボ、チンパンジー、ゴリラ、オランウータンはね、毎日夕方になると木の枝をバキバキ折り曲げて、まるっこい“ベッド”を作るんだ。その中でまるっこくなって(時々大の字のやつもいるけど)眠るんだよ。基本、ベッドは使い捨て。だって生木だからさ、折れて枯れたところは弱くなるじゃん。葉っぱもしおれてガサガサになるし。毎日新しく作ったほうが寝心地がよくて安全でおまけに清潔!そして自由(^o^)/
なぜ自由かって?それは…後でね♡
お昼寝用ベッド使用例=雨の朝から5日後に撮れました
だけど///////////雨。暗くて見えない&ほかの音が聞こえない!それでも6時20分!大きく枝がゆれ、ボノボがベッドから出たのがわかった!よかった!!夜の間に動かずにいてくれた!!!けど、見上げると目に雨が/////メメ/////
双眼鏡も曇って見えん(▼ヘ▼;)ましてカメラなんかもってのほか。最近のカメラって電子機器だからさ、水に弱いのよね。初日に壊したんじゃ洒落になんないもん。ここはぐっと我慢。てか、ホントは我慢できなくて無理やり上に向けてみたけど、どこ撮ってるのかもわかんない状態で、あっさり諦めた。
あてずっぽうに撮ったらやっぱボノボは写ってなかった
てなわけで、あっというまにボノボご一行様は泊まり場所を去り、あとにはずぶ濡れの我ら人間一行が残されたのでした。
注2)ボノボさんたちには「遊動域」ってもんがあってね。その中を気の合う(もしくは利害の合う)仲間と一緒に(時々わけあってひとりきりで)いっつも歩き回っているわけ。基本、朝と昼には違うもんを食べたいひとたちだから。朝ベッドを出たら、手近な葉っぱとかちょっと食べて、出すもん出して、はいサヨウナラ。どこへ行くかは…わかれば苦労しないって。なので、眠る場所も自由なの。←注1の答えだよ
てなわけで、雨で木の上がよく見えず、ボノボがたてる音も聞こえなきゃ、追跡は無理。腹も減ったし、帰るべ。と、WWFキャンプに戻って濡れた装備を乾かしつつわいわい”共食”したのが、前々回の動画だったのでございます。
どんなに念じたって海は割れないし嵐も呼べないし。それよりは食えるときにがっつり食って、休めるときに堂々と休むべし。な〜〜んて、エラそーに言ってるけど、アタシもこの境地足を踏み入れるまでにはン10年を要しやした。いや、単にオバはん化しただけか。ま、とにかく気分転換にはやっぱ歌でしょう⌒∇⌒てなわけで↙︎
今回の脳内BGM:“津軽海峡冬景色”
うわ、これって七字熟語(とは言わないか)
スーダラ節が来ると思った?
何でもありがスーダラのココロなのよ。
わっかるかなぁ?
(中村 美穂)