三魔女、テケ王国を行く。

セは世界はひとつのセ
 ボノボ調査初日は雨でさんざんだった話を前回書きやした。いさぎよくあきらめてWWFキャンプに戻ったわれら。がっつり食べて元気が出たところで、本格的な滞在先「MMTファーム」へと移動したのでございます。

 ファームって聞いて最初は「農場?」って思った。けど「田舎の宿」ってことなんだね。ちーさまもお書きのとおり、行ってみたら想像してたよりず〜っと立派♡ちゃんとトタンの屋根が乗ってるし、レンガの壁はがっちり積めてるし、母屋には木のドアもついてるよ〜〜↓
いい感じでしょ?
 さて、びーさまの「食べる\(^o^)/」話に乗っかって今回は食いバナ。こういう仕事をしてると、研究者でもテレビ屋でもないお友だちから毎度のように聞かれるのが→「アフリカ行って、何食べてんの?」
…答えはいつも同じ…「現地の人と同じもん」

 いまどきよっぽど過酷な場所じゃない限り、人跡未踏の地なんてないからさ。ましてアタシらが撮影や調査に行く「動物がいる」場所は「人間も住める場所」なわけよ。☆人間も動物ですから☆

 なので、食料は基本現地調達\^∇^) もちろん、日本から海苔とかふりかけとか(要は軽くてかさばらないもの)、最後に通る大きな町では缶詰とか調味料とか(最低限の保険として)買ってくけど、荷物は少ないほどいい!が鉄則(*^0^)v びーどのの前々回記事のような波乱万丈陸路の旅だったら、マジで荷物をどう絞るかが運命の分かれ道だったりするからね。

 でも今回はほかの事情もあって船を使ったから、首都でバンバン買っていろいろ積んで行けやした。おまけにファームの料理人さんへのびーどのの「神」指示のおかげで、ほんまおいしい旅させてもらいやした…て、食べもんは、やっぱ大事だよね。だからみんな「何食べてんの」って気になるんだよね。
 で、「現地の人と同じもん」とは?もちろん場所によって違うんやけど、基本は栽培した植物と採集した植物と飼ってる動物の乳や卵や肉と狩猟した獣や魚…
あるひ、奮発してアヒルのシチュー

 ね、どこでも一緒でしょ。多少腸の長さに違いがあったり、腸内細菌の種類が違ったりするけど、基本、ホモ☆サピエンス☆サピエンスっていう同一種だからさ。

 そうなのだ。仕事がらホンマいろんな場所に行くんやけど、人がヒトっつう生き物として理解できんかったことは一度もないで、マジで。食べもんだけやのうて、どういう状態がハッピーで、何をされると一番嫌かっつう根本的なとこは、アタシの知る限り世界共通やもん。(最近某2大超大国の大統領ふたりは、世界征服をたくらむ地球外生物に見えるがね)

 現在の地球上に生息する人類は一種類。なのに、互いに蹴りを入れ、足をすくう。…いや、同じ種類だから競い合っちゃうのか?…てなことをぐるぐると考えるために、アタシらはフィールドワークをするんだよね。で、700万年ぐらい前までは「祖先が同じ種類」だったボノボやチンパンジーに「あんたらはどうよ?」って聞いてみる…

 ためには、まずボノボをしっかり見んとあかんがね(●▽●)
まだ全っ然観察できてへんがな、アタシら"(>0<)"

 てなわけで、次回も頑張ります!

今回の脳内BGM:“ガッチャマンの歌”の替え歌
♪地球はひとつ、割れたらふたつ♪
これを知ってるあなた、昭和の人ですね⌒∇⌒
中村 美穂
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2018年2月28日更新
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