びーどのの深〜く広〜〜く鋭い!お話のあとを受け(ずに)、こちら引き続きボノボに振り回され中。思い起こせばMbaliについたその日、WWFのキャンプで「ボノボが近く(といっても徒歩1時間だが)にいる」と聞き、翌朝勇んで森へ入ったものの////雨/////で、ほぼ何も見られずに引き上げ、その後MMTのファームに移ってからは、イチから別のグループ(注:ざっくり「群れ」と思って下さい)を探し直すこととなった我ら。
あ、なぜずっとWWFのキャンプにいなかったかというとね、説明すると長いんでひとまず置いといてください。それとなぜ別のグループかっていうとね、WWFとMMTって15キロぐらい離れてるんです。ボノボの遊動域は場所によって広さが違うんだけど、ここの場合、WWFキャンプの周辺にいる人たち(注:ボノボのことです)と、MMTファームの近く(といっても徒歩2時間だったりするが)にいる人たち(注:ボノボです)は別のグループなんでやんす。
1日目。6時間半歩きまわって、数日前ぐらいのベッド跡とか、今朝ぐらいに果物を食べた跡とか、わずかな足跡とか、そんなこんなに振り回されたあげく、ご本人(注:ボノボです)たちにはついぞ会えず。
2日目。10時間以上歩きまわって気配すらなし。びーどのがトラッカーたちを偵察に出す。すると夜、「見つけた」との報告が!ただし、夕方雨がひどくなったのでベッドまでは追えなかったと。それでもいい!明日こそ!!ああ明日こそ!!!
ボノボになかなか会えないのでシロアリの塚を撮って遊んだ
3日目。夜明け前に出て、昨日ボノボがいたという場所へ。でも、もういない。気配もない。手強いな〜〜ボノボ。
これがチンパンジーなら、尾根に登って何時間か耳をすませば、かなりの確率で居場所がわかる。「あんた、アタイのイチジクに手ぇ出しよったね`⌒´キャーッ」とか、「オレっちのパフォーマンス、見ときや`ε´どどどどーっ(注:木を叩く音です)」とか、静かにしとくってことができないひとたち(注:チンパンジーです)だから。それに引きかえボノボさんたちはめったに騒がない。ま、それが実感できただけでも一歩前進...なわけないじゃん。
ビデオ、撮りに来とるんやで。一応、加齢の研究ちゅうテーマがあるんや。これから継続してビデオ撮って、おひとりおひとり(注:ボノボです)がどう歳を重ねて行くかを調べるっちゅうミッションがあるねん。来たるべき超高齢化社会(注:ヒトのことです)に向けて、進化研究の成果で貢献しようっちゅう野望があるねん。
(本音:おもしろいからやってるんですが)
ここでびーさまが運命の決断。「二手に分かれよう」...そして(細かい経緯は省くが)さらに枝分かれしたわが班。気がつくとアタシはNjoyという名前のトラッカーとふたりきりになっていた( ̄Д ̄;)
後悔。なぜフランス語をもっと真剣に復習しなかったのか。片言でもいいからリンガラ語に喰いつかなかったのか。Njoyが葉っぱの食べかすを見つけ、拾う。「ボノボ、マンジェ?」ボノボが食べたの?(のつもり)...「ウィ」(そう)...沈黙。
じゃなくてぇ、何時間ぐらい前?追跡できそう?どっちの方向へ行ったと思う?とか、聞きたいのにぃぃぃぃぃ
シャーロックの回で偉そ〜に書いちゃったけど、実際に観察&推理で頼りになるのはトラッカーたち。だって彼らは子どもの時から森で小動物を捕ってきた達人たち。現代日本育ちのアタシらとは年季が違う(一般論です)。だが、何にでも個人差はある。Njoyはどちらかというと...
そしてなんとその同じ時刻、びーどのの班は、ついにボノボを視界にとらえていた!!(゚Д゚ノ)つづくっ
今回の脳内BGM:ピンクレディの”UFO”
マジで尊敬するわ、阿久悠。
観察力とコミュ力がサバイバルの鍵♡
(中村 美穂)↓↓まじめでいいやつなんだけどね〜なNjoyにエールを!